はじめに
現在さまざまなジャンルのアプリがあり、アプリを開発・運営することにおいて様々な目的、やること、考えることがたくさんあります。
そこで、本記事ではニュースアプリに焦点をしぼり、ニュースアプリを運営する上で根底として大切にして頂きたいたった1つの考え方についてをご紹介します。
この考えを前提にして企画・設計・開発を進めていくことで、より良いニュースアプリがつくれると考え、ご紹介させて頂きます。
1. 大切にする考え方
ニュースアプリを開発する中で、最も大切にしたい考え方はユーザに継続して利用してもらうという点です。
他のアプリに関しては、様々な考え方がありますが、こと、ニュースアプリについての場合ですと、継続して利用してもらうことが最も大切です。
それは、ニュースアプリは毎日起動するものだからです。
これを元にすることで、
- コンテンツ
- 機能
- 新規集客
- 売上
- デザイン
も合わせて決まったり、楽になる部分が大いにあります。
2. コンテンツ編
そもそもニュースアプリとは、アプリ運営側からの1方向で情報をユーザに渡すことがメインになります。
ゲームでマルチで行うといったような、他のユーザが介在することで楽しさや面白さがあがるといった特性はあまり持ち合わせておりません。
(※ もちろん例外や介在することで面白いアプリも多数あります)
そのため、他のユーザがいないと面白くならないといった考えは不要で純粋にユーザが見たいと思える記事を提供することが重要になってきます。
また、アプリに限らず、TVや新聞などニュースは毎日見ることが当たり前になってきています。
だからこそ、毎日起動して見たいと思えるようなものをコンテンツとして提供することや、毎日変化や動きがあるようなジャンルを選ぶことも重要になります。
現在、多くのアプリがある中でユーザが
- 毎日起動してもらうために
- 時間が空いたときに見てもらうために
- 日々のルーティンに加えてもらうために
新しい情報や学びになる情報を提供することが重要です。
3. 機能編
コンテンツとして、ユーザが毎日アプリを起動してニュースを見るからこそそれをサポートする機能を盛り込む必要があります。
その一番肝心になる機能が新しい情報を送る機能です。
新しい情報が更新されたら、
- アプリ側が更新されて見れる機能
- お知らせするプッシュ通知機能
- 今日のランキング
など、ユーザを飽きさせないように様々な機能を導入することでアプリを開いたら、新しい発見があるようにすることも重要です。
4. 集客編
アプリの新規ユーザの集客方法は多数あり、ランキング流入・ASOからの流入・広告による流入・口コミなど様々です。
その中で、初めて開発する方や運営が慣れてない方の場合、最も気軽に新規ユーザの獲得がしやすいのはASOからの流入です。
ASO とは、App Store Optimizationの略で、アプリストアを最適化するつまり、AppStore内での検索ユーザからの流入を最適化することを指します。
Webの世界でいうと、検索エンジンを最適化する SEO と同じ考えで、それのアプリ版がASOです。
AppStoreでのASOの順位付けは様々な要素が絡み合って行われます。
- 新規ダウンロード数
- レビュー
- 継続率
など、ロジックは公開されていませんが、上記が重要であると言われています。
継続率も高い割合で重要になっており、「継続率をあげること=集客」になってきます。
ASOの順位があがることで、アプリのインストール数も格段に変わってくるため継続率を重要視するマーケティング施策をうつことも重要です。
5. 売上編
ニュースアプリでの売上で重要な考え方は、1ユーザに対して「広告や商品を売って終わり」ではないということです。
1ユーザは広告を買った後でも、コンテンツをみるためにアプリに訪れます。
新規顧客よりも、既存顧客の方がアプリのファンになってるため、既存客にも違うアプローチをすることで、リピーターになってくれる可能性が高くなります。
新規を追いがちな部分もありますが、既存顧客が売上の大部分を占めるアプリも多数あるため、そのユーザが不快に思わない広告や商品を表示することも重要なことです。
6. デザイン
アプリはWebで検索してくるものと違い、デザインが大切で特にアイコンが重要になってきます。
それはホーム画面に表示されるためです。
デザインを凝るのではなく、
- 毎日利用してもらう
- ホーム画面においても変じゃない
という点も1つの尺度として重要になってきます。
さいごに
今回ご紹介した考え方は、見る人が見れば当たり前のことかもしれません。
ですが、忙しかったり初めて制作する人はシンプルにこの事を追い求めることが結果、良いアプリになる方法の1つになるのではないかと考えています。