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iTunesConnectにWWDC2017から追加された AppStoreへ申請するときの新項目まとめ

June 8, 2017

2017年6月5日 に開催された WWDC の基調講演 で発表された iOS11。
AppStore の大きなリニューアルも話題になりました。

AppStore に変更が加わることで、開発者のアプリ管理画面 iTunes Connect にも追加の項目が 2つ 増えました。

本記事ではその 2017年 iTC に追加される項目を紹介します。

iTunes Connect

2017年08月28日追記

この記事は上記の追記日に加筆しました。

1. Subtitle

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iTunes Connect に新しく Subtitle という項目が追加されました。

この項目は新しいAppStoreのアプリ名の下に表示される サブタイトル を、30文字以内で入力できます。

下記がサブタイトルの注釈です。

Subtitle
A summary of your app that will appear under your app’s name on the App Store for customers with devices running iOS 11 or later.
———————-
iOS 11以降の端末を搭載しているユーザー向けに、App Storeのアプリ名の下に表示されるアプリの概要。

iTC の管理画面では App情報で確認することができます。

newsbuilders_20170608_001.png

WWDC 2017 で発表された際の デモ画面でも確認することができました。

newsbuilders_20170608_007.png

今までは アプリ名 を入力する場所にアプリの簡単な説明を入れることでも ASO に関係していたため、アプリ名がわかりにくいこともありましたがその改善も兼ねているのかもしれません。

このサブタイトルも今後ASOに関わってくるかもしれないので、今後の情報に注目しましょう。

2017年08月28日追記
iOS 11 Beta版からの情報追記です。

サブタイトルが導入されることによって、タイトル自体も従来の50文字から30文字へと変更されるようです。

ですのでApple的にはタイトルにASOキーワードを盛り込んでわかりにくくなっている現状をなんとかしたいという思惑があるのかもしれません。
(これからのタイトルはアプリ名のみを入力してシンプルに表示し、サブタイトルにASOを狙った文字列を使用しつつアプリの簡易な説明を入力する、という流れ。)

ただまだiOS11はBeta版配布のみで実稼働が始まるのは今秋からなので、サブタイトルがASOに有効なのかもわかっていない状態です。(サブタイトルを利用して見栄えがよくなったけど、もしASOに有効でなかった場合順位から外れてしまう可能性もあります。)

今秋の正式リリース後の情報を注視しましょう。

2. Promotional Text

newsbuilders_20170608_004.png

2つ目に追加されたのは、Promotional Text です。
こちらは170文字以内での入力が可能です。

下記が Promotional Text の注釈です。

Promotional Text
Promotional text lets you inform your App Store visitors of any current app features without requiring an updated submission.
This text will appear above your description on the App Store for customers with devices running iOS 11 or later.

———————-

プロモーションテキストは、更新された投稿を要求せずに現在のアプリの機能をApp Storeの訪問者に知らせることができます。
このテキストは、iOS 11以降を実行している端末をご利用のお客様のApp Storeでの説明の上に表示されます。

管理画面では iOS App から Promotional Text を確認できます。

newsbuilders_20170608_004.png

プロモーションテキストが表示される場所は今回のWWDCのデモでは確認することができませんでした。

この追加された Promotional Text がどのように利用できるのかも注目のポイントです。

2017年08月28日追記
iOS 11 Beta版からの情報追記です。

プロモーションテキストは、アプリの説明文の上に表示されるようです。

また、このプロモーションテキストはAppleへの申請、審査無しで修正、変更が可能な項目のようです。

※ 逆に 説明文 はiOS11からアップデートのリリース時にしか変更できなくなります。

「プロモーションテキスト」という名称なのでアプリのセールスポイントやキャンペーン情報を記述するのが正のように考えますが、文章更新、反映のスピード感が高いので 発生している不具合情報 や 修正情報 の周知にも一役買ってくれる欄になるかもしれません。

3. App Store – Promote フォームの追加

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iTC への追加ではないのですが、 Promote というフォームが ADP に新しく登場しました。

この Promote では、アプリを新しくリリースする際やメジャーアップデートのタイミングで前もって申請しておくことで Apple の App Store チームへアプリのフューチャーを依頼できます。

元々メールで送ることは出来たようなのですが、専用フォームが登場したのでリリースする際にはぜひ活用してみましょう。

Promote – App Store – Contact Us – Apple Developer

4. その他の変更点

2017年08月28日追記
その他の変更点を追記しました。

App Store – レビューの返信、リセット機能

iOS11からユーザーのレビューに対して返信ができるようになります。

また、バージョンアップの際にそれまでのレビューをリセットできるようになります。

レビューの返信へのユーザーからの返信に対してプッシュ通知機能も付いているようですが、デフォルトではOFFのためにONへ変更する必要があるようです。

App Store – 説明文

無審査で変更が可能なプロモーションテキストが追加されるため、説明文の変更が今までのように容易にはできなくなります。

今まではiTunes Connectの管理画面からいつでも修正、更新ができて、反映もわりと早いものでしたが、iOS11 からは アプリのアップデートのリリース時のタイミングでのみ変更することができます。

すでにアプリをリリースしている開発者の方は注意が必要です。

メニューバー

メニューバーに表示される項目も新しくなります。

iOS11からは下記

  • 今日
  • ゲーム
  • App
  • アップデート
  • 検索

になります。

5. Apple Developer Program の更新 (おまけ)

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最後におまけですが、ADP (Apple Developer Program) のライセンス契約の更新が来ています。

Apple Developer Program – Apple Developer

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定期的にやってくるライセンス契約の更新ですが、更新を怠ると AppStore から リリース済みのアプリが表示されなくなったりと大変なことになってしまいます。

一度更新時期を過ぎてしまっても、後から更新することも可能ですが早めに更新しておきましょう。

プログラムの更新 – サポート – Apple Developer

まとめ

いかがだったでしょうか。
Apple は革新的な技術がとても魅力的ですが、進歩のスピードもまたかなり速いのでこまめにチェックしていないと置いていかれてしまうこともあります。

iTunes Connectでは 追加された項目も含め せっかく作成したアプリに適切な設定をしたいですね。

iTunes Connect

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