はじめに
ニュースアプリを制作するにあたり考えないといけないのが、情報をどの範囲にするかという点です。
それは、「情報量によってダウンロードするユーザが変わるため」です。
ここでは、例を出しながら、
- どのような情報を提供するか
- どのようなユーザがくるか
- どのような広告が向いているか
をまとめています。
例として女性向けファッション情報」のニュースアプリを作る場合で説明します。
1. 広範囲のジャンルの場合
アプリ名を「女性ファッション情報まとめ」という広範囲向けの情報アプリとした場合についてです。
1-1. 配信する情報
情報としては、女性がファッションで大切にしたい考え方から始まり、服装やバッグといった服飾品、髪型やネイルといった見た目、エステやダイエットといった自分磨きなど様々な情報をまとめて配信することでユーザにあったコンテンツになります。
情報量が多くなりやすく、その分コンテンツを準備する必要がでてきます。
デメリットとしては、情報がまとめきれない場合、何のアプリかぶれてしまいユーザが離れる可能性もでてきます。
1-2. ユーザ層
この場合、ユーザはぼんやり「女性のファッションについて知りたい」と考えた人です。
総合的に知りたいユーザにマッチした情報となるため、多くのユーザを獲得することができます。
そのため、PV数などはあがりやすくなります。
1-3. どのような広告が向いているか
ジャンルや年齢で絞っておらず、ユーザ数は多くなりやすい場合は、アドネットワーク会社が提供しているクリック広告がおすすめです。
ユーザ数に応じて、表示回数が多くクリックに応じて売上があがるため、PVに応じた計算ができるようになります。
導入もそこまで手間なく導入できますので、ユーザの邪魔にならないように表示しましょう。
2. 中範囲のジャンルの場合
アプリ名を「大人女子が身につけるおしゃれ小物情報まとめ」という範囲を少し絞った情報アプリとした場合についてです。
2-1. 配信する情報
情報としては、他のファッション情報は必要なく、大人女子が気になる小物を中心にバッグやアクセサリーなどを紹介する情報を配信します。
情報が少し絞られていますが小物といっても、指輪やイヤリング、時計などもありターゲットを大人女子と絞ることでその人にあった情報を提供します。
2-2. ユーザ層
この場合、ユーザは「20代〜30代の小物に興味がある」ユーザです。
広範囲ジャンルに比べて、ユーザ数は少なくなりますが、小物に興味があると絞られたユーザを獲得することができます。
2-3. どのような広告が向いているか
ジャンル・年齢も絞っていますが、ユーザ数はある程度いるためクリック広告も有効な手段です。
また、アフィリエイトのような、商品購入系の広告もおすすめです。
商品購入系はユーザが購入をしたタイミングで成果となるため、クリック広告よりハードルは高いですが単価は高く、ユーザもある程度絞っているため、ネイティブ広告などで表示することでユーザに購入を促す形が良いかと考えます。
3. 特化ジャンル
アプリ名を「大人女子の時計 情報まとめ」という範囲をかなり絞った情報アプリとした場合についてです。
3-1. 配信する情報
アプリ名のとおり、大人女子にあう時計の情報だけで配信します。
ブランドなどはありますが。情報がかなり絞られているため上記にあげた範囲に比べて情報も深掘りした情報を配信する必要がでてきます。
3-2. ユーザ層
この場合、ユーザは「時計に興味がある大人女子」となりターゲットはかなり絞られています。
その分、ユーザ数は限られてきますが、購買に意欲があるユーザになります。
しっかり時計について深掘りした情報を配信できるため、ファンになりやすくよりお気に入りアプリの1つになる可能性を秘めています。
3-3. どのような広告が向いているか
このアプリの場合は、ユーザ数が絞られているためあまりクリック広告は向いていません。
むしろ広告が表示されて邪魔と感じられる場合があるため、極端に言うと表示しなくても良いくらいかと考えます。
広告はアフィリエイトや自社製品などをネイティブ広告を中心に構成し、そのための設計をしていく必要があります。
ユーザを購入まで、少しづつ育てながらファン化をすることでその確率をあげていくのが一番よい方法かと考えます。
13. さいごに
ここでは、大きく3パターンの情報を例をあげてお伝えしました。
情報の多様化により、様々な情報を追いかけるユーザが増えてきています。
アプリによって目的が異なるため、どれが良いかは一概には言えませんが、もし商品やサイトをお持ちの方で、その商品だけを紹介したいのか、一定数以上のユーザを獲得したいのかなど、状況に合わせたニュースアプリを作成する必要があります。
どれも大前提にあるのは「ユーザが情報を求めている」という点です。
最終的な目的を達成するのに一番何がよいかを考える上で、ぜひ参考にしてみてください。