はじめに
スマートフォン利用者がアプリで使うジャンルで多いのが、ゲームアプリの次に「ニュースアプリ」です。
電車移動や休憩中などの隙間時間にさっと見れるといった気軽さがスマートフォンと相性がよいのが理由です。
- 特化型アプリ
ジャンルに特化し、ファッションやアニメ、1つのゲームに絞って情報を配信する - ポータル型アプリ
Yahoo!ニュースなど様々なジャンルの情報を一括で配信して提供する - まとめアプリ
まとめサイトや2chの情報等まとめて提供する。通称、アンテナアプリ
など、ユーザーの情報感度や必要な情報が多様化してきており、それに合わせて世の中にあるニュースアプリの種類も幅広くなっています。
ユーザーは情報を求めてアプリを起動しますが、継続して利用してもらうためにはアプリを再度起動してもらうための「使いやすさ」も合わせて提供しなくてはいけません。
そんな様々なニュースアプリがある中で、自分たちが作成したアプリを利用してもらうために必要な「機能」を3つご紹介します。
1.記事情報を取得するための機能
まずニュースアプリとして、最もコアな機能からご紹介します。
1-1.最新記事を表示する機能
ユーザーは1年前の記事よりも、直近で書かれたような新しい記事を求めています。
それは情報がどんどん移り変わり、新しい情報が流れることで古い情報が書き換えられているためです。
ユーザー側もほとんど同じような事が書いてある情報でも「これは2年前だから、今は違うかも」という感覚になります。
ファッションや音楽など流行やトレンドを追いかけているジャンルに関しては、
最新情報を追いかけるユーザーの熱量が高いため、出来る限り新しい情報を提供する必要があります。
そのため、できるだけ新しい情報を素早く収集して配信するといった機能が必要です。
また、配信する記事がいつ掲載されたかを記載するのも重要です。
1-2.人気記事やランキング情報の表示
ニュースアプリ利用者はアプリを隙間時間に利用することが多いため、
人気の記事やランキング情報だけまとめて見るといった行動を行うことも多いです。
人気記事やランキング記事は、利用者にとって見られている数が多い情報のため、安心感と期待感が高く、また世の中どのような情報が人気があるかというのを知ることができます。
人気記事、ランキングは見られている数(PV数)だけでなく
- 投稿日時
- ブックマーク数
- 配信している情報元
などの指標も考慮して算出することで、よりユーザーが必要と感じている情報を表示することができます。
1-3.検索機能
最新情報や人気記事を見たとき、またジャンルを絞った特化型のニュースアプリの場合はユーザーが分からない情報やもっと詳しく知りたいキーワードを深掘りして知ってもらえる機能が必要です。
また、検索機能は利用者がどのような情報を求めているのかを運営側が知る機会の1つです。
検索が多いキーワードがあれば、それはユーザーが
「より詳しく知りたい=求めている情報」です。
アプリは利用者の顔が見えにくいため、ユーザーの声を聞く機能を付与することで、
より使いやすく、より良い情報を提供することにもつながります。
2.ユーザーがアプリを継続して利用してもらうための機能
多くの種類のアプリがあるからこそ、ユーザーには継続して利用したくなる機能で付加化価値を付与します。
2-1.お気に入り、ブックマーク機能
ユーザーは隙間時間にアプリを起動するため、後でじっくり見る、またはブックマークにして何度も見返すといった利用方法を提供するのに必要な機能です。
お気に入りの記事が増えることで、アプリを開けば興味関心の高い記事に出会える、この情報はこのアプリにまとめているという使い方をしてもらうことができるので、ユーザーの日常により溶け込んで利用してもらうことができます。
運営側としてもお気に入り記事を人気記事やランキングの係数に利用したり、ユーザーが気に入っている情報を知ることで、今後のコンテンツに活かす効果もあります。
2-2.履歴機能
こちらは、お気に入り機能より重要度は高くないですが、ユーザーが過去にみた記事を一覧で見るための機能です。
ユーザーはぼんやりした内容や「良いことが書いていた」といったことは覚えていても、記事のタイトルまでは記憶していません。過去に見たけれどブックマークをしていないだと、新着一覧画面がどんどん更新される場合に再度その記事を見つけ出すのが大変になります。
そのため、ユーザーのアクティブ率や再訪率を上げるのに有効な機能です。
2-3.プッシュ通知
ニュースアプリでプッシュ通知を送るタイミングは多くあります。毎日朝に起動を促すため、新しい記事を追加して早期にアクセスしてもらいたいとき、おすすめの情報をチェックしてもらいたい時など情報が更新されるタイミングがユーザーも知りたい情報であれば相性がいいです。
ですが、プッシュ通知は送りすぎるとユーザーに面倒に感じさせ、プッシュ通知をOFFにされたり、最悪アプリを削除される可能性があります。
バランスは様々ですが、アプリの利用者数や配信しているコンテンツによって配信日を調整する必要があります。
3. 他のユーザと情報をやりとりする機能
3-1.シェア機能
情報はSNSとの相性がよく、ユーザーが気に入った情報は拡散がされて他の人に共有されます。
主要な記事と相性がいいのは、Twitter、LINE、Facebookですが、パソコンに送るなどの理由からメールもつけるなど多様な方法を準備することで、共有の機会損失をおこさないようにします。
情報を共有されるためには、ユーザに価値が高い情報を提供するだけでなく、
ユーザーがより拡散しやすいようなボタン配置やタイトルやURLの調整など細かい部分にも目を配った導線設計が必要です。
3-2.情報の報告機能
記事1つ1つに対して、運営に報告ができる機能です。こちらはAppleのアプリ規約にもありますが
不適切なコンテンツやユーザーが正確性に疑問をもった情報などを、運営側に報告または削除依頼などを送信できるフォームを付ける必要があります。
アプリ内の情報が溢れてきた場合、ユーザーが気づいたことや要望などと合わせて報告フォームを準備することで、よりコンテンツの精度があがり、改善のための案も生まれやすくなります。
より良いアプリメディア運営において必要な機能の1つです。
3-3.お問い合わせ機能
こちらは報告機能とは別にアプリに1つだけある問い合わせフォームです。
アプリを利用しての感想や不具合報告をうけたり、特化型のメディアをやっている場合には掲載や提携の依頼などもうけることができます。
アプリをより使いやすく、よりユーザーに精度の高い情報を提供するために必要な機能です。
メディアは多くの人に見られる機会があるからこそ、運営側もしっかりとユーザーと情報のやりとりをすることが重要になってきます。
さいごに
アプリで一番重要だと考えられている指標として「継続率」があげられています。
アプリをDLしても見てもらわなけば意味がなく、アプリを閉じた後に再度起動してもらわなければ、アプリは二度と利用されないものになってしまいます。
だからこそ、よりユーザーが使いやすく、ユーザーとの接点をもたせるためにアプリの機能も準備する必要があります。
PR
アプリメディアを簡単につくろう!ニュースアプリに特化した開発パッケージサービス
サービス内容はこちら >