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アプリ開発を効率化する便利なmBaaS!厳選3社の特徴と比較まとめ

はじめに

アプリを開発してリリースするにあたり、アプリだけを作成するだけでなく、サーバ側(サーバサイド)の開発やサーバとの連携など、様々な対応が必要になってきます。

そんなアプリ開発者の手助けとなるのがmBaaSと呼ばれる便利サービスです。

mBaaSとは、アプリ開発でよく利用されるサーバ側との連携する機能をまとめて提供しているサービスをさします。

その中でも、利用頻度の高いmBaaS を3つ厳選して、各社の特徴をまとめてご紹介します。

1. Firebase

Firebase
Firebase(ファイアーベース)は、Googleが買収したことで有名になりましたが、アプリ開発のサーバサイド側を引き受けてくれるmBaaSと呼ばれるサービスで、サーバで設定するだけで、データベースやログ管理、バグ報告、プッシュ通知などサーバサイドの開発を一手に引き受けてくれるサービスです。

Firebase の特徴

ユーザ認証システムがつくれる

ユーザにログインして利用してもらうなどの機能を入れる場合、サーバ側で開発するとかなりユーザ管理などの手間が発生し大変になります。

Firebase にはユーザ認証システムが入っており、そのユーザ管理なども行ってくれる機能があります。

そのため、ユーザ認証や管理などサーバサイドの開発はほぼしなくてもその機能を導入することができます。

リアルタイムデータベース

リアルタイムデータベースはあまり聞き慣れない単語かと思いますが、これを利用することで、チャットアプリが簡単に作成することができます。

通常チャットアプリは、データベースへのアクセスが多くなるため、1から開発する場合でもハードルが高い機能でしたが、firebase を利用することで、導入までスピーディに行うことができます。

プッシュ通知

Firebaseはプッシュ通知をおくることができます。

プッシュ通知専用の画面があるだけでなく、リアルタイムデータベースと連携することでメッセージがきたら、アプリにプッシュ通知をおくるといった利用方法もできるためとても便利な機能です。

Firebaseのまとめ

後発でかつGoogleが提供しているため、ほぼ完璧なシステムですが、唯一のデメリットは全て英語で記載されている点ぐらいです。

それでも、日本語での情報も豊富にネット上にはあるので、安心して利用できます。

2. ニフティクラウド mobile backend

ニフティクラウド mobile backend
こちらは、ニフティ社が提供している、サーバ側開発を手助けしてくれるmBaaSです。

全て日本語で記載されているため、初心者にはこちらが利用しやすくなっています。

ニフティ mBaaSの特徴

SNS連携

SNS連携とは、ログイン機能を作成する際にtwitter、Facebook、Googkeアカウントでのログイン認証機能をアプリへ導入することができます。

ログイン機能は SNS を利用することが、ユーザも使いやすいと言われておりその機能を簡単に導入することができるのでおすすめの機能です。

ファイルストア機能

画像や音声ファイルなど様々なデータを保存しかつ配布することができる機能です。

例えば、ユーザ同士でデータをやりとりしたり、運営側からデータ配信するといった方法もこちらで利用することができます。

データ配信は容量やデータ転送量などバグが起こりやすい部分ではありますがここを代替えして行ってくれるのはかなり効率化につながります。

位置情報連動機能

スマホについている、GPSを利用して様々なアクションをおこすことができる機能です。

通常のプッシュ通知機能も分かりやすい画面がありますが、この機能と連携することであるエリアの中にいる人だけにプッシュ通知をおくるなどといった応用をして利用することができます。

ニフティ mBaaSのまとめ

Firebaseとできることはかなり似ていますが、長く運営されているサービスなので、マニュアルも多く、分かりやすく記載されているため、安心して利用することができます。

初心者はまずこちらから導入してみることをオススメします。

3. IGAWorks

IGAWorks
IGAWorksは名前通りアイジーエーワークス社が提供しているmBaaSです。

こちらも、Firebaseやニフティ mBaaSと基本的な機能は変わりませんが、特徴的なのは、広告との連携部分です。

IGAWorksの特徴

分析機能

IGAWorks は独自で、ユーザ分析をするアナリティクス機能を保有しており、新規ユーザの数や休眠ユーザの数などを細かく見ることができます。

アプリにはGoogle Analytics も導入することができますが、IGAWorks は前日のデータもすぐ反映され、かつ日本語で表示されるため大変見やすくなっています。

また、ストアランキングも見ることができるため、詳細な部分から全体まで網羅的に知ることができます。

トラッキングURL

IGAWorks では、各種アドネットワーク会社と連携しておりURL に対してクリック数から成約まで行われたかを見ることができます。

facebook広告などとも連携しており、外部からアプリをダウンロードされたなどの情報も見ることができるため、ユーザの流れを知ることができます。

売上分析機能

アドネットワークやURLの効果測定だけでなく、アプリの課金データもAppleから取得して表示することができます。

トラッキングと合わせて見ることで、売上データを一元管理することができるためマーケティング施策をする際にとても便利な機能です。

まとめ

各社とも、基本機能は高水準で持ち合わせていますが、それぞれ特徴がありました。
比較すると

です。

こちらでご紹介した機能は一例ですので、ぜひmBaaSを検討する際に参考にしてみてください。